無料ブログはココログ

« 2022年1月 | トップページ | 2022年3月 »

2022年2月

2022年2月27日 (日)

読書コーナー更新しました

今年に入り、地質館の読書コーナーを更新しました。

これまでは難しい論文などが並べてあり、少し取りつきにくい雰囲気がありましたが、一般の方にも読みやすい本を備えています。

Img_1333_result

また、佐川の地質に関する本や、他の博物館で発行された広報誌などが閲覧できるようになっています。

Img_1334_result

残念ながらお持ち帰りはいただけませんが、ぜひご活用ください。

 

 

※コロナウイルス感染防止のため、読書前後の消毒をお忘れなく。

2022年2月17日 (木)

陸の雪、海の雪

久しぶりに佐川町でも雪が積もりました。

Img_1320

 

この雪は、かつて「海の雪」と呼ばれたものの上に積もっています。

「海の雪」こと「マリンスノー」は、生き物の死骸が海底に降り積もる様を表現したものですが、この死骸の中には、放散虫というプランクトンの殻が混じっています。ある程度海が深くなると、他のプランクトンの死骸は溶けてしまって、珪素でできた放散虫の殻のみが降り積るようになります。

 

Img_1317

土佐湾に沈む放散虫(右側)

 

この殻が堆積してできた岩をチャートといいます。最初の写真で、雪が積もっている岩が、芸西村から運んできたチャートで、かつてのマリンスノーです。

チャートは、本来は無色ですが、それだけに中に不純物が混ざると、さまざまな色になります。芸西村のチャートは黒っぽいですが、さまざまな場所で堆積したチャートが流れ着く仁淀川の河原や桂浜には、色とりどりなチャートが並んでいます。

 実際に海の中でマリンスノーを楽しむのはなかなかハードルが高いですが、仁淀川や桂浜では、マリンスノーが私たちの目を今でも気軽に楽しませてくれているのです。

特に今日なら、陸の雪と一緒に楽しめますよ!

Img_1300

地質館の展示。右上側が吉野川の河原、左上側が仁淀川の河原の石を並べたもの。仁淀川の河原がカラフルなのがわかります。

 

2022年2月 4日 (金)

牧野富太郎の手紙

来年春の朝ドラが、牧野富太郎を主役とした「らんまん」に決まったそうです。

実は佐川地質館には、牧野富太郎の手紙が展示されています。
Img_1292

「佐川繁栄策の一助として」と題されたこの手紙には、佐川の町おこしのために化石博物館を建設すべきと書かれています。

この手紙は、1952年4月の佐川町民報に掲載されました。以前に大正時代に採集された化石標本について当ブログでご紹介しましたが、この時までに化石の収取がかなり進んでいたことが伺えます。

佐川地質館が実際に開館したのは、牧野富太郎の手紙からちょうど40年後の1992年のことでした。

ナウマンから始まった佐川の地学史は、数々の人に支えられ、今の地質館に続いていますが、その中の1ページに牧野富太郎も関わっているのです。

« 2022年1月 | トップページ | 2022年3月 »