古代魚アロワナがきました
地質館の立体映像室には、水槽があります。
この水槽では、ファインディングニモで有名なカクレクマノミなどの熱帯魚だけではなく、生きている化石のカブトガニも飼育しています。
最近、古代魚として有名なアロワナが地質館にやってきました。
アロワナの仲間は、恐竜時代の中頃、佐川町で言うと鳥ノ巣石灰岩が堆積していたジュラ紀に誕生しました。
今生きている他の魚と比較すると、かなり長い時代を生き延びてきた仲間です。
もっとも、その昔のアロワナの仲間は、今のアロワナにそれほど似ていません。
それでは何が昔から変わらないのかというと、舌です。
アロワナは、英語ではBony tongueといい、骨のついた舌を持っています。これが太古から受け継がれてきた特徴です。
アロワナは、その骨入りの舌と口の内側を使って獲物を捉えています。地質館で乾燥エビを食べるアロワナをよくよく見ると、わかるかも知れません。