当館で最も価値のある展示はなんですか、とよく聞かれます。
化石に価値をつけるのは難しいのですが、経済的に最も高価な標本は、このセコイアの断面です。
その値段は400万円。おそらく、輸送費の方が高くついているのではないかという気もしますが、かなりの額です。
これは珪化木と呼ばれるタイプの、セコイアという松の仲間の化石です。木の中に石の成分である珪酸が染み込んで発生したものです。
珪化木は、日本でもよく発見されます。炭鉱で見つかった時は、硬いわりに燃えないということで、邪魔物扱いされていたそうです。
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