無料ブログはココログ

« 白亜紀の注連縄飾 | トップページ | トンガの海底火山 »

2022年1月 1日 (土)

巡るカルシウム

明けましておめでとうございます。

年が巡り、2022年は佐川地質館開館30周年にあたります。これまでに大変多くの方にご来館いただき、感謝しております。

巡るといえば、私たちの身の回りでは、時間以外にもさまざまなものが循環しています。二酸化炭素、水、お金、運勢(?)などなど…。しかし、カルシウムの循環については、あまり話題になりません。

カルシウムは、私たちの体の中では、筋肉を動かしたり、骨を作るのに使われていますが、サンゴなどの一部の海の生き物にとっては、石灰質の殻を作る材料としても使われます。彼らの遺骸の殻が地殻変動で陸上に押し上げられ、雨水に溶けて発生したのがカルスト地形です。カルスト地形から溶け出したカルシウムは、また海に帰りますが、一部は牛乳や農作物を通して私たちの体に吸収されます。私たちの体の一部になったカルシウムも、いつかは海に帰り、そこでサンゴにより殻を作るのに再利用されます。つまりカルスト地形もサンゴも私たちの体も、カルシウムの大循環の1ページなのです。

佐川は酪農が盛んな土地ですが、佐川の牛乳を飲みながら、このカルシウムの循環を舌で感じて、巡ってきた新年をスタートしてもらえればと思います。

 

« 白亜紀の注連縄飾 | トップページ | トンガの海底火山 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 白亜紀の注連縄飾 | トップページ | トンガの海底火山 »