雨とカルスト
しばらく晴れの日が続いていましたが、また雨がちな天気が続いています。
その先週の晴れた日にタイミングよく、佐川中学校の皆さんとナウマンカルストの見学に出かけました。
ナウマンカルストは決して大規模なものではありませんが、それでも頂上から見ると雄大な光景が広がります。
カルスト地形とは、石灰岩が雨水によって溶けて作り出された地形のことを言います。
石灰岩が水に溶けるため、水捌けが良い土地になります。その結果樹木のような大型の植物が育たず、草原となります。
こうして草原に石灰岩が浮かぶように点在するカルストの風景ができるのです。
ナウマンカルストの石灰岩をよく見ると、水が溶けて流れた痕も観察できます。
この瞬間も雨はカルスト地形を作り続けているのです。