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2021年5月

2021年5月29日 (土)

ものサシづくり

大学時代に地層の写真を撮影するとき、スケールを置き忘れて教官に怒られた記憶があります。

写真を見る人に、未知のモノのだいたいの大きさを伝えるのに必須なスケール。

あくまでだいたいの大きさを示すものなので、地質調査中は手持ちのハンマーを置いたり、時には人にスケールとして地層の前に立ってもらうこともあります。

 

当然、スケールの重要さは室内で標本撮影をしているときも変わりません。

どの標本写真にも映り込むはずのスケール。

どうせならそのスケールにもこだわりたいですよね。

というわけで、佐川町の誇る佐川発明ラボで、スケールを作っていただきました。

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発明ラボのレーザーカッターを使って

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佐川のヒノキを使って物差しを作りました。

(ヒノキなので温湿度による膨張が気になるところですが、あくまで"目安"なので)

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地質館に帰って早速撮影。

これなら大学時代の教官にも満足していただけそうです。

2021年5月16日 (日)

梅雨入り

先日15日に、四国地方が例年よりも早く梅雨入りしました。

湿度はほとんどの博物館では大敵…かと思いきや、考古学の出土した遺物や古文書類は割と高湿度の環境での保存が望ましいようです。

化石はかなり安定しているため、あまり温度湿度の悪影響は受けにくいのですが、それでも湿度50%前後が望ましいとされています。

雨が降ると、化石発掘に行けなくなるのも困ります。

道がぬかるんでしまう、風邪を引いてしまうという問題の他に、土埃まで湿ってしまい、地層の表面を綺麗に保つことができないという問題もあります。

化石は地層の表面から見つかるので、発掘途中も岩の表面をハケで綺麗にしておく必要があるのです。

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というわけで、雨の間は化石堀はお休みです。

 

2021年5月15日 (土)

台帳整理

4月に佐川町に引っ越してきた時、住民票の転入届を出しました。

住民基本台帳ネットワークシステムとマイナンバーカードのおかげで手続きは簡単に済みました。

博物館にも住民基本台帳に相当する、標本台帳があります。

これは、その標本はどこで誰が採集したのか、今はどこに保管されているのかなど、基本的な情報をまとめた台帳です。

博物館として重要な役割の一つである標本の管理には欠かせません。

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住民票が今ではデジタル化されているのと同様に、標本台帳もデジタル化されてきています。

 さらに各博物館が収蔵する標本の一覧を、インターネットでまとめて閲覧できるような仕組みも構築されつつあります。

これにより、研究者や化石に興味のある皆様が見たい標本が、全国どこの博物館にあるのか簡単に調べられるようになります。

まさに標本版の住基ネットですね。(住基ネットで個人情報が一般公開されたら大問題ですが。)

 佐川地質館でも、現在台帳のデジタル化を進めています。

そのうち、オンラインデーターベースに登録することになるかもしれません。

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